令和の結婚観に変化、父親像と理想の伴侶像のギャップとは
毎年6月の第3日曜日に迎える「父の日」。この日は感謝の気持ちを伝えるだけでなく、私たちの結婚観を見直す良い機会でもあります。最近、株式会社IBJが実施した調査が注目を集めています。これは、育った家庭の父親像が結婚にどのような影響を与えるのかを探るもので、興味深い結果が浮かび上がりました。
調査概要
調査は、婚活アプリ「ブライダルネット」の利用者1,237名に対して行われました。結果は、父親に対する感謝や尊敬があっても、結婚相手には異なる価値観を求める傾向があることが明らかになりました。特に女性の約6割が「父親のような人と結婚したくない」と回答しています。
尊敬と結婚は別物
調査によれば、女性の51%が父親を「尊敬している」と答えましたが、同時に「父親のような人」と結婚したいかという質問には、否定的な意見が多数寄せられました。これは、家族を支える大黒柱としての父親像には感謝の気持ちがあるものの、結婚相手には別の重要な要素が求められていることを示しています。
「(父としては)尊敬していますが、パートナーとしてみると嫌。」
>(40代女性の声)
このように、父親としての役割と夫としての理想像は相反することが多いのです。女性たちは、実際にはパートナーシップを重視し、家事や育児を分担できる相手を理想としています。
令和の父親像
一方、男性についても興味深い結果が出ています。男性の約46%が自分も父親のような夫になりたいと答えていますが、その理由として最も多かったのは「亭主関白になることは避けたい」という意見です。また、コミュニケーションが大切だと感じていることもわかります。
「食事の時間が楽しくも恐ろしくもなっていました。」
>(50代男性の声)
このように、家庭内のコミュニケーションや、相手を尊重し合う関係を築くことが求められています。これにより、父親像は“家族を支える者”から“対話を重視する者”へとシフトしています。
男性と女性の理想像に共通する点
調査では、男女共に理想の夫や父親像に共通の要素が存在しています。多くの人が「頼りがい」や「家事や育児への参加」を重要視していることが分かります。特に女性にとって「いざという時の頼りがい」が重要視され、男性も「優しさ」を一番の要素として挙げています。こうした変化は、経済力だけでなく、精神的な支えあいが求められる時代に突入したことを示しています。
新しい家庭像の形成
また、理想の家庭像については、よく会話をし、協力し合う関係が求められるという意見が多く聞かれました。結婚する上で大切なのは、互いに理解し合い、リスペクトし合える関係です。毎日の生活の中でどのようにコミュニケーションを取るかを重視する声が多く、こうした姿勢を持つ新しい家庭像が形成されつつあることが見えてきます。
未来のために
この調査結果は、現代の婚活世代における価値観の変化を反映しています。父の日は、あらためてどのような家族を築きたいかを考え、理想のパートナー像を見直す良いきっかけとなります。今後のライフデザインに役立つ情報をIBJマッチングアプリ研究室は提供していく予定です。これを通じて、婚活世代が互いに尊重し合える良い出会いをする手助けをしていきたいと考えています。