伝統工芸のドレス
2025-12-01 12:52:31

伝統工芸と現代デザインが融合した新しいウェディングドレス

伝統工芸と現代デザインが融合した新しいウェディングドレス



12月1日より、婚礼大手の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズが運営するドレスショップ『MIRROR MIRROR』で、日本の伝統工芸である有松絞りを利用した新しいトラディショナルクラフトドレスのレンタルが開始されます。このドレスは、日本の美と職人技を現代に生かし、ウェディングシーンを彩るために創作された特別な作品です。

プロジェクトの背景



日本には先人たちが培ってきた多彩な工芸技術が数多くありますが、近年は後継者不足や、生活スタイルの変化によって多くの伝統技術が廃れつつあります。MIRROR MIRRORはそのような状況を受けて、伝統と現代を融合させた新たな価値を生み出すために、トラディショナルクラフトドレスの制作を決定しました。日本の職人の手による、美しさと独自性が魅力のこのドレスは、持続可能性を重視したサステナブルラインの一環として展開されています。

有松絞りとは



有松絞りは、江戸時代から続く愛知県名古屋市の伝統的な絞り染め技法で、国の伝統工芸品にも指定されています。約400年の歴史を持つ有松・鳴海地区で、職人は約60種類の技法を駆使し、布の絞り方、縫い方、しわの取り方によって多様な模様を表現します。その美しい模様と独特の質感は、機械では再現できない深い味わいを持ち、各ドレスに華やかな個性を与えます。

トラディショナルクラフトドレスのラインナップ



1. ブラックドレス


このマーメイドラインのブラックドレスは、有松絞り最古の技法「蜘蛛絞り」を使用しており、エッジの効いたシックな一着です。サテン生地の厚みがしっかりとしていて、腕に自然にフィット。デコルテラインを美しく見せる効果があります。

2. ブルーグレーのドレス


ニュアンスのあるブルーグレーのドレスは、代表的な「横三浦絞り」のデザインを腰回りに施し、ボリューム感のあるスタイルを特徴とします。小さな凹凸模様が基本となっており、浜ちりめんのシボと美しく調和します。

3. ホワイトのスレンダードレス


こちらのスレンダードレスは、「杢目絞り」の特徴的なデザインが胸元からスカートに流れ落ちるタイプ。細かな杢目模様が縦に施され、柔らかさとクールさを兼ね備えた印象を与えます。どのドレスも、着る人の個性を引き立てる唯一無二の作品です。

アップサイクルドレスも登場



さらに、廃棄予定だったドレスを新たなデザインで再構築した「アップサイクルドレス」の第四弾も同時にレンタルが開始されます。このコレクションは、サステナブルな価値観を大切にする花嫁たちに特に支持されています。フルのパンツスタイルや、柔らかな装飾が施されたロングスリーブドレス、贅沢なワッフル生地を使用したドレスなど、多様なスタイルが揃い、すべて一点物です。

まとめ



MIRROR MIRRORでは、今後も環境に配慮したものづくりと継承すべき文化の大切さを次世代に伝える取り組みを続けていきます。ウェディングドレスに込められた日本の伝統と現代のデザインが交わることで、特別な一日をさらに美しく演出しましょう。ぜひ、MIRROR MIRRORの公式サイトや店舗で新しいウェディングドレスを体験してみてください。


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