婚活における女性の年収意識
2025年、結婚相談所Presiaが実施した「お金と結婚に関する意識調査」の結果が発表されました。この調査では、20代から40代の未婚女性200名が対象となり、結婚相手に求める年収や価値観についての実態が明らかになりました。
1. 結婚相手の年収は約9割が重視
まず突出した結果は、約9割の女性が結婚相手の年収を「重要」と認識しているということです。具体的に求める最低年収については、400万円台がボリュームゾーンであり、理想の年収は500万円台であることが多いとのことです。特に、「年収1000万円でタイプではない男性」よりも「年収500万円で普通の見た目の男性」を選ぶ傾向が71.5%にも上ることが分かりました。
調査によると、年収300万円未満を条件に挙げる女性も多く、おおむね年収400万円から500万円の範囲が最も多くの支持を集めました。これは、年収が高い男性に対する期待が高まりつつある一方で、現実的な選択を求める姿勢を示しています。
2. 共働き希望と専業主婦志向
さらに、約75%の女性が結婚後の共働きを希望していますが、その内訳を見てみると、約44.7%は心の内では専業主婦でありたいと考えているのです。この現実と理想のギャップは、経済的な理由から生じた決断であることが伺えます。
3. 経済面の重要性
結婚相手に求められる貯金額としては、500万円以上を求める声が約45%に上り、また借金に対しては74%が否定的もしくは慎重な姿勢を示しました。「結婚に借金があればためらう」との声も多く、資産状況が重視されている現状が浮き彫りになりました。特に、借金があれば婚活において不利になることが多いようです。
4. 最終的な判断基準は資産よりもバランス
しかし、驚くべきことに、年収の高さが最も重視されるわけではありませんでした。他の条件が整った場合、「年収500万円で見た目が普通の男性」の方が良いと答えた女性が71.5%を占め、「年収1000万円で全くタイプでない男性」を選ぶ女性は15.5%に留まったのです。これは、多くの女性が経済力だけでなく、見た目や価値観・相性のバランスを求めていることを示しています。
5. 結婚相談所Presiaの代表のコメント
この調査を通じて、婚活を行う女性たちが相手の年収に対して非常にシビアであり、かつ見た目や相性を大きく重視していることが改めて確認されました。年収に自信がなくても、誠実さや価値観の一致を伝えることでチャンスが広がる可能性があります。
まとめ
結婚相手を選ぶ際、女性たちは年収だけでなく、さまざまな要素を総合的に判断している現実が見えてきました。これから婚活を始める方やその過程にいる方にとって、この調査結果は役立つ情報になるかもしれません。結婚相手を選ぶ基準として、経済力と共に見た目や価値観も重要視されていることを忘れずに、理想のパートナーを見つける手助けとなることでしょう。