お金にまつわる恋愛の本音とは?
婚活や恋愛において「お金」というキーワードは避けて通れません。デート費用、結婚相手の年収、金銭感覚の差など、パートナーとの経済的な価値観は時に関係性に大きな影響を与えることがあります。今回は、株式会社マシェバラトークの調査結果を元に、男女間での金銭事情に関する本音を深掘りし、より良い関係を築くためのカギを探ります。
調査の背景と概要
最近、恋愛や結婚と関連する「お金」に関する価値観が囁かれる中、同社が実施した調査は362名の20~49歳の未婚男女を対象に行われました。調査では、デート代の支払い、結婚相手に求める年収、恋愛における金銭感覚についての本音が明らかにされました。
デート代:理想と現実
最初の結果として、デート代に関する男女の意識を見てみましょう。男性の半数以上が実際のデート代を多く負担していることが判明しました。調査によると、理想として「全額支払うべき」と考える男性は17.5%、及び「多めに支払うべき」と考える男性が27.9%で、合計で45.4%。一方で平等な負担を望む意見は39.6%と拮抗しています。実際のデートでは男性負担が53.3%、平等負担は23.4%と、理想通りの均等な支払いが行われていないことが示されています。
この現象は、男性が「平等が良い」と思いつつも、社会の慣習や相手への気遣いから、支払いを重く背負うことに繋がっているのではないでしょうか。
女性の視点で見るデート代
次に、デートを経験された女性の意見に目を向けましょう。女性の理想も、男性と同様に約4割が平等な負担を望んでいます(42.0%)。実際には、男性負担が48.9%で、女性もまた理想と実態にギャップが存在することが分かります。有意義なデートを楽しむためには、お互いが納得できる方法を見つけたいものですね。
結婚相手に求める年収
さらに調査は、将来のパートナーに求める年収の希望にも迫りました。女性の44.2%が結婚相手に400万円以上の年収を求めているのに対し、男性は26.1%とかなりの差があることが明らかになりました。また、500万円以上を希望する女性は26.4%であるのに対し、同じ基準を持つ男性は11.0%と、女性のほうが相手の経済的安定性を重視していることが見えてきます。
年齢による意識差の影響
年代別に見ると、年齢と共に年収を気にしない男性が増える傾向が顕著で、40代では49%も存在します。一方で、女性は30代で結婚相手に高い年収を求める傾向が高まり、その後徐々に希望が減少していく様子も見受けられます。
金銭感覚の違い
最後に、金銭感覚についての意識調査も行われました。最も重視する項目として、女性は結婚相手の「借金・ローンの有無」に敏感で、なんと27.6%がこれを選びました。対して、男性は同項目を16.6%が選んでおり、結婚相手の経済的状況に対する意識に明らかな違いがあります。
まとめ
この調査結果から、お金に対する男女の意識には目に見えない壁があることが浮かび上がります。デート代の負担について男女ともに「平等であってほしい」という理想を持ちながらも、実際には男性が多めに支払い、結婚相手に求める年収に関しても女性が高い希望を抱いている結果となりました。
これらの相違は、結婚に向かう際の価値観の違いを反映しているものと言えるでしょう。お金の話はデリケートであるがゆえに、コミュニケーションが不足しがちですが、率直にお互いの希望や意見を話し合うことが理想的な関係の築き方に繋がるのではないでしょうか。お互いを理解し、支え合うために、お金の価値感についてしっかりと話し合うことの重要性が求められています。