マッチングアプリ出戻りとAI相談の現状
2025年12月19日、株式会社エウレカが運営する恋活・婚活マッチングアプリ「ペアーズ」は、令和の若者の恋愛スタイルに関する実態調査を発表しました。この結果は、マッチングアプリを利用する若者がどのように恋愛活動を行っているか、その傾向を浮き彫りにしています。調査対象は、20代から30代の男女1,022人で、主にアプリ利用の経験や出戻りの実態、生成AIへの恋愛相談について尋ねました。
マッチングアプリの出戻りとその割合
調査によると、マッチングアプリを何度も利用した結果、交際や結婚に至った割合は、1度だけの利用者に比べて約1.8倍も高いことが判明しました。具体的には、1回だけ利用した結果交際・結婚に至ったのは37.5%ですが、複数回利用した場合は67.3%に達します。このことから、アプリを通じた経験や出会いが、若者たちの交際成功の確率を高めていることが分かります。
また、出戻りユーザーにおける平均利用回数は3.8回で、交際・結婚の経験者は64.3%と高い割合を示しています。出戻りの理由として、「多様な人と出会える機会が多い」と「好みや相性が良さそうと感じる」が多く挙げられています。一方で、「面倒なメッセージのやり取り」が懸念材料として指摘されています。
利用経験から得た教訓
再度アプリを利用するようになったユーザーの76.1%が、「マッチングする確率が良くなった」と感じており、特に「スムーズなメッセージのやり取り」と「早い交際の成立」が向上したとの声が多く寄せられました。過去の利用経験を振り返り、「自分に合わない人」との関係を見極めたり、より良い身だしなみやプロフィール作成を意識するようになった人が多いことも分かりました。
生成AIを利用した恋愛相談
調査において、若者の間での生成AIの活用状況も注目されています。何と過半数の利用者が生成AIに恋愛相談をした経験があることが明らかになりました。特に、「人に知られずに解決したい」という理由が最も多く挙げられています。また、マッチングアプリにおけるメッセージのやり取りや、自分と相性の良い異性を探すための相談が主な内容でした。
このように、生成AIが恋愛活動において重要な役割を果たしていることがわかります。特に、24時間いつでも利用でき、気軽に相談できる相手として多くの若者が生成AIを選んでいる傾向があります。
結論
ペアーズの調査結果から、マッチングアプリの出戻りユーザー頻度や生成AIに対する恋愛相談の実態が明らかとなり、これからの恋愛活動における新しいトレンドが伺えます。若者たちは、アプリを再度利用することで経験を積み、生成AIを通じて悩みを解決する新たな手法を用いています。恋活や婚活が多様化する中、このような二つの方法が一層重要になっていくことでしょう。今後も、恋愛におけるテクノロジーの進化に注目が集まります。