新たなる結婚式の形「祝杯婚」
千葉県香取市の佐原商家町ホテル NIPPONIAが、2025年5月から提供を開始する結婚式プラン「祝杯婚」は、地域の日本酒文化をテーマにしたユニークなスタイルです。このプランは、少子高齢化やコロナ禍による結婚式の実施率低下を受け、地域の特色を活かした新たな結婚式の形を提案しています。
結婚式の実施率と価値観の変化
近年、結婚数は減少傾向にあり、特に千葉県では顕著です。これにより、結婚式を挙げないカップルが増え、「自由なスタイルの結婚式」を求める声が高まっています。そうした中で、「祝杯婚」は地域の歴史や文化を重視した新しい選択肢として登場します。
「祝杯婚」の魅力
「祝杯婚」は、佐原の歴史深い日本酒をテーマにした結婚式です。江戸時代から続く酒蔵「馬場本店酒造」の元酒蔵を利用し、ゲストとともに日本酒を交わすことで、信頼と絆を深めるセレモニーが特徴です。また、親子の絆を大切にする「紅差しの儀」や、特別な銘柄を選び、自分たちらしい式を挙げることができる点も魅力の一つです。
様々な特典
「祝杯婚」プランは、30名様の挙式+披露宴プランが1,915,738円(税込、サービス料込)から始まり、60名様の場合は2,651,986円(税込、サービス料込)となります。提供期間は、2025年5月以降です。プランには、佐原の歴史を反映した特別な日本酒のセレクトが含まれています。
日本酒を選ぶ楽しさ
「祝杯婚」では、300年以上の歴史を持つ日本酒ブランドから、お好みの銘柄を選ぶことができ、ゲストとともにその日本酒を楽しむことで、より深い絆を育むことができます。
家族との絆を深める儀式
結婚式の中で行われる「紅差しの儀」では、新婦の母親が紅を塗る儀式で、厄除けの意味を持つ赤色が使われます。この儀式を通じて、親から子へと受け継がれる思いが感じられる温かい時間が生まれます。
ゲスト参加型の式
また、ただの挙式にとどまらず、参加型のセレモニーが行われることで、招いたゲストと共に特別な時間を過ごし、互いに信頼し合う契りを交わすことが期待されます。
佐原商家町ホテル NIPPONIAについて
佐原商家町ホテル NIPPONIAは、江戸時代の雰囲気を残す町に位置し、歴史的な商家を改装した宿泊施設です。東京から車で約80分、成田空港からは30分という好立地で、地域の食文化や歴史を楽しむことができます。
まとめ
「祝杯婚」は、日本の結婚式に新たな風を吹き込むプランです。地域文化を重んじるカップルにとって、佐原の歴史と酒文化を体験しながら、愛の誓いを立てる特別な機会となることでしょう。これによって、地域経済や文化の振興にも寄与していくという思いが込められています。是非、一度「祝杯婚」を体験してみてはいかがでしょうか。