結婚式の新常識「mierepo」とは?
株式会社ウエディングパークが2026年春から提供開始する新しいサービス「mierepo(ミエレポ)」は、結婚式の「イメージ」と「費用」を一目で把握できる接客支援ツールです。このサービスは、過去に挙式したカップルの実例をレポート形式で提示することで、結婚式のリアルな姿をカップルに伝え、プランナーとの情報格差をなくすことを目的としています。
背景にある課題
少子高齢化や未婚率の増加といった社会的な変化が結婚式業界に影響を及ぼしています。その中で、「結婚式費用の透明化」は常に課題として挙げられてきました。当社の調査によると、式場見学前に不安を感じているカップルが9割を超え、その中でも最も多いのは「初期見積もりと最終見積もりの差」でした。また、カップルは特に「費用の説明の納得感」を重視していることが示されています。
一方で、プランナー側にもそれを伝えるのが難しいという現状があります。多くのプランナーが商材の価値を的確に説明できず、リアルな価格を示すことでカップルが気持ちを萎えさせてしまうことを懸念しています。こうした背景から、カップルとプランナー間での情報の乖離が生じ、結果として不安を助長しているのです。
mierepoの特徴
「mierepo」は、結婚式商材の実際のクオリティとその費用を可視化するサービスです。具体的には、過去に挙式を行ったカップルの事例をもとに、どのような装花や衣装、料理がどのくらいの費用で実施されたのかを可視化します。これにより、カップルは結婚式の準備を進める上での信頼感と納得感を得られます。
また、プランナーにとってもこのツールは大いに役立ちます。具体的な資料を使って説明できるため、口頭での補足が減り、成約後のギャップを軽減する効果が期待できます。接客の生産性向上にも寄与し、若手プランナーの育成にも貢献することを目指しています。
期待される効果
「mierepo」による情報提供の透明化により、カップルが「言った言わない」といったトラブルに悩まされることが減少し、プランナーの負担も軽減されるでしょう。過去の顧客ニーズ調査に基づくと、顧客満足度の向上が見込まれています。今回の取り組みは、費用についても段階的に開示し、カップルとプランナーが共通の認識を築くための重要なステップです。
野村吏璃星のコメント
開発責任者の野村吏璃星は「多くのカップルが結婚式の費用は後から大きく上がるという不安を持っていると感じた。この情報のすれ違いを解消し、納得感を得るためのサポートを行いたい」と語っています。今後は「おもてなしオートメーション」というコンセプトを推進し、すべてのカップルが安心して結婚式の準備を進められるよう努めています。
まとめ
「mierepo」は、今後の結婚式の準備における重要なツールとなることでしょう。ウエディングパークは「費用の透明化」をテーマにしたサービスを継続的に展開しており、カップルの不安を軽減するための取り組みを進めています。結婚式を特別なものにするために、これからのサービスに期待が寄せられています。