強い女性たちが語る「ナウシカ症候群」の真実とは？

輝く強い女性たちの知られざる心の闇

現代社会で働く女性たちは、バリバリと仕事をこなし、恋愛も両立させることが美徳とされています。しかし、そんな彼女たちの心の奥には、どこか満たされない感情が潜んでいることが多いのです。元TBSアナウンサーの木村郁美さんと結婚相談所「ナチュ婚相談所」代表の川崎貴子さんは、そんな女性たちの心理を「ナウシカ症候群」と名づけ、彼女たちのリアルな思いを語り合いました。

「頑張りすぎの呪い」とは？

多くの強い女性たちが抱えるこの「呪い」は、頑張りすぎて疲弊し、心のSOSを発信する状況に陥る原因となっています。木村さんは、かつては忙しい日々を送っていた頃の自分について、「心がSOSを出していた」と振り返ります。仕事に恋愛、さらには家庭と、自分の限界を超えて全力でかけ抜ける中で、いつしか「頑張りすぎた自分」という影に悩まされていたのです。

「悪魔」という存在

そんなとき、多くの女性が出会うのが「悪魔」のような存在。それは、強引で魅力的な男性を指し、彼らに惹かれることで一時的な安らぎを得ようとしますが、それが「安心という名の罠」であることに気付くのは難しいのです。このような現象は、働き続ける女性にとって「誰かにさらわれたい」という願望を引き起こすことがあり、川崎さんもその心理を見抜いています。

ナウシカ症候群とは何か？

「ナウシカ症候群」は、強い女性たちが持つ、「依存してくれる人のために自分が何かをしてあげなければならない」という思考から生まれます。責任感の強い女性が危うい男性を見捨てられず、その救済を求める様子を象徴的に捉えた言葉です。こうしたパラドックスは、仕事では支え続ける役割を果たしているにも関わらず、恋愛では逆に「支えられたい」と願ってしまうというものです。