令和時代における理想の結婚相手とは?
タメニー株式会社が運営する結婚相談所「パートナーエージェント」による調査データをもとに、現在の未婚男女が求める理想の結婚相手の条件を探ります。近年、幸せそうなカップルの姿を見て、自身の結婚を考える方も多いと思いますが、その際に重要視されるポイントが変わりつつあるのです。特に、安心感や安定性といった要素に大きな関心が寄せられています。
調査の背景
2025年も新たなカップルが誕生する中、俳優やアイドルの幸せな結婚が話題となっています。過去には「三高」と呼ばれる高学歴、高収入、高身長が理想とされましたが、時代が進むにつれ、求められる結婚相手の条件が変化しています。タメニー株式会社が行った20~35歳の未婚男女2,413人を対象にした調査から、自分にとっての理想の結婚相手がどのような人物であるべきかが見えてきました。
理想の結婚相手に求める条件
調査によると、「結婚したい」と考えている未婚男女はおよそ48.3%に上り、その中でも特に重視されるのは「安心感」と「経済的安全性」、さらに「将来にわたる安定性」となっています。具体的には、
- - 46.2%が「長時間一緒にいても苦にならず、安心感がある」
- - 44.5%が「価値観が似ている」
- - 44.1%が「話し合いができる」
と、心理的な安定を求める傾向が強いことが分かりました。
さらに、経済的要素としては、「金銭感覚が似ている」という意見も多く、生活の安定を求める意識が反映されています。
男女の視点から見る理想の結婚相手
男女別の視点でも異なる意見が見られました。男性は「価値観が似ている」や「話し合いができること」を重要視し、女性は「安心感」や「浮気をしない誠実さ」を求める傾向にあります。このように、お互いが求める条件にも違いが見られることで、理想の結婚相手が女性にとっては精神的な安心を男性には共に過ごす時間が重要視されていることが伺えます。
働き方の希望と経済状況
結婚後には、どのように働きたいかが重要な要素とされています。調査結果では、68.6%の未婚男女が「正社員」を希望し、専業主婦や専業主夫は極めて少数派です。
また、お相手に求める年収としては、「300~500万円台」が多数を占めており、経済的な安定を求める傾向が強いことが分かりました。特に、男性は自分自身の年収400万円以上の必要性を感じているようです。
安心感のある夫婦関係を築くためには
安心感のある夫婦関係を築くためには、「対等に話し合える関係」と「安定した収入」が最も重要です。多くの調査回答者が、安心感を持った関係を維持するためには、相手との本音でのコミュニケーションやお互いのリスペクトが欠かせないと考えているようです。
まとめ
調査結果から見えるのは、現代の若い世代が求める結婚相手の条件であり、安心、安全、安定の要素が重要視されるようになったことです。このことを踏まえ、結婚に対する価値観が変わっていくなかで、より多くの未婚者が自分に合った理想のパートナーを見つけられることを期待したいものです。
どうやら令和の時代は、従来の価値観から脱却し、心の安定を伴う関係を重視する時代へと進化しつつあるようです。