若者の結婚観
2026-07-21 08:34:18

約9割の若者が結婚や子育てに前向きも、実現に対する不安

若者の結婚や子育てに対する意識の実態



最近発表された「若者ライフキャリアレポート2026」では、若者の結婚や子育てに関する興味深いデータが示されています。この調査を実施したのは、スリール株式会社。彼らは中学生から大学生までのおよそ700名に対して行った調査を基に、今回のレポートをまとめました。

結婚と子育てに対する前向きな印象


調査結果によると、若者の約91.4%が結婚やパートナーシップに対して肯定的なイメージを持っており、子どもを持つことに対しても88.5%が前向きな印象を示しています。しかし、実際に自分が結婚したいか、子どもを持ちたいかと尋ねると、約3割から4割が「わからない」との回答をしました。このことは、ポジティブな感情を抱いていながらも、実際に未来をどう描くかについての不安や迷いが存在することを示しています。

イメージと現実のギャップ


「良いものだと思っているけれど、自分がその姿になることが想像できない」というのが、多くの若者の本音です。このギャップは、少子化の背景としても重要な視点であり、「結婚したくない若者」というレッテルだけで片付けるのは不十分でしょう。この調査は、若者たちが未来を設計する機会が不足していることを強く示唆しています。

選択肢を増やすことと自己理解の重要性


さらに、86.8%の若者が「将来には多様な生き方の選択肢がある」と回答している一方で、「自分の考えで行動できる」自信を持っている人は74.0%に留まっていました。多くの情報や選択肢があっても、実際には周囲の期待や環境の影響から自分の選択肢が狭まっているという現実が浮かび上がります。このことから示されるのは、選択肢を増やすだけでなく、自己の価値観を明確にし、自分の人生をどう送りたいかを考える重要性です。

仕事と子育ての両立の難しさ


調査では、仕事と子育ての両立について「大変そう」と感じている若者が83.3%もいました。この結果は、希望と不安が共存していることを示しており、具体的な見通しを持てていない状態を明らかにしています。このような現状を受け止めることが、少子化の根本的な理解につながるでしょう。

受講者の体験を通じた意識の変化


スリールが提供するライフキャリア教育プログラムを受講した学生たちからの声も興味深いものでした。「自分の親の家庭だけでなく、さまざまな家庭があることを学んだ」「単なる消去法ではなく、自分のやりたいことがあると思えた」といった意見が寄せられています。これは、若者に多様な生き方の選択肢や現実を知る機会が与えられ、自身の価値観を見直すきっかけとなったことを示しています。

未来の設計を考えさせる教育の重要性


本調査は、ただ単に若者に結婚や子育てをすすめることが重要ではなく、彼ら自身が選択肢を理解し、自分自身の未来を考える力を育てることが必要であると訴えています。特定の価値観を押しつけるのではなく、多様な生き方や実際の家庭のリアルを知ることで、納得して自分の将来を選び取る環境を整えることが求められます。

今後に向けて


スリール株式会社は、2010年の設立以来、中高生や大学生を対象としたライフキャリア教育を推進してきました。今後も、少子化対策やキャリア教育、ライフデザイン教育の重要性に注目しながら、柔軟で多様な選択肢を持つ若者を育成するプログラムを展開していく姿勢を見せています。

詳細なデータや、さらなる調査結果については、こちらからダウンロード可能です。


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