2025年版のマッチングアプリ白書が示す出会いの新潮流
株式会社LIFRELLが発表した2025年版マッチングアプリ白書は、婚活や恋愛に関心を持つ200名の男女への調査結果に基づいている。この調査では、全国のマッチングアプリ利用経験者を対象に、アプリの利用実態や出会いの本音を探った。
調査結果の要点
調査によると、最も多く利用されていたマッチングアプリは「Pairs」で、調査参加者の139名が選んだ。アプリ利用を始めた理由として最も多かったのは「出会いが少ない」という回答で、全体の約4割に達した。これに続いて「真剣交際の相手を探すため」「暇つぶし・軽い興味」という声も目立ち、様々な目的でアプリを利用していることがわかる。
アプリ選びで重視されるポイントには「利用者数の多さ」が圧倒的で、次いで「真剣度の高いユーザー」「コストパフォーマンス」が求められている。つまり、単なる数の多さだけではなく、質も重視される傾向にある。
マッチングと実際の出会い
調査によると、アプリでマッチングした経験がある人の62%は、1〜5人とのマッチがあり、10人以上マッチした人も40%近くいる。しかし、実際に会った人数という点では「1〜2人」という回答が最多で、28名はマッチング後一度も会っていないことが示された。このギャップは、オンラインでのつながりがリアルな関係に発展しにくいことを示唆している。
不安や課題
初対面の相手と会う際の不安としては、「写真やプロフィールとの差が大きいのではないか」が最も多く、実際のやり取りの中でのギャップに悩むユーザーも多いことが伺える。それに加え、会話が盛り上がるかどうか、相手の真剣度の見極めといった点でも不安を感じていることが判明した。
調査に参加したユーザーの57%は、全体的にアプリ利用に満足していると回答しているものの、評価が分かれる部分も多く、個人によって満足度が異なる様子がうかがえた。利用料金に関しては、半数以上の人が無料プランを選択し、短期での集中利用が好まれる傾向も見られた。
アプリ利用のメリットとデメリット
メリットとしては「出会いの数や機会が増えた」が圧倒的に多く、特に忙しい現代人にとって大きな支援となっている。一方で、デメリットには、「マッチング後のやり取りが続かない」「業者やサクラの存在」といった声が上がっている。これらのデメリットは、マッチングアプリならではの特性とも言えるだろう。
安全対策と今後の展望
調査に参加した多くのユーザーは、個人情報をすぐに教えないことや公共の場所で会うことなど安全対策を講じていることがわかり、プライバシーに対する意識が高いことが感じられた。しかし、慣れすぎてつい何も対策をしない人もいるため、注意が必要である。
総括
この調査を通じて、近年のマッチングアプリの活用事情が明らかになった。時代に合った出会いのスタイルとして定着しつつあるが、ユーザーが抱える不安やストレスは依然として存在している。それでも具体的な成果を得ている人も少なくなく、今後も利用者のニーズに合った改善が求められる。安心して利用できる環境整備や、マッチング後のサポート体制が充実すれば、さらなる利用促進が見込まれるだろう。
婚活を考えている方は、ぜひ最新のマッチングアプリ情報をチェックして、理想の出会いを見つけましょう。