フォトウエディング10年の歩みと未来のトレンドを探る
2015年以降、結婚に関する文化は急速に変化してきました。株式会社ウエディングパークが運営するフォトウエディング・前撮り情報サイト「Photorait」が2025年1月15日をもってサービス開始から10周年を迎えるにあたり、これまでの進展と今後のトレンドを振り返ります。
フォトウエディングの10年史
「Photorait」の設立以降、社会の流れはフォトウエディングのスタイルに多大な影響を与えてきました。特にInstagramの普及による「インスタ映え」のトレンドが、手作りアイテムや写真映えするブーケの需要を大いに高めました。このような需要に応える形で、フォトウエディングのスタイルも進化してきたのです。
また、2019年には「令和婚ブーム」により婚姻数が増加したものの、2020年には新型コロナウイルスの影響でライフスタイルが一変しました。リモートワークが浸透し、オンラインでの打合せやフォトウエディングの計画が一般化しました。現在も、リゾート撮影などでのオンライン打合せは広く行われています。
こうした変化に伴い、フォトウエディングは新たな可能性を見出し、多様なニーズに応える形で進化を続けています。
2025年のトレンド予測
「Photorait」では、2025年に結婚予定の416名に対し、フォトウエディングに関する調査を実施しました。その結果、最も多くの人が「ふたりだけで撮影を希望する」と答えたものの、家族と一緒に撮影したいというニーズも高まりました。特別な時間を大切な人と共有したいという傾向が見受けられます。
特に関心を持たれている撮影スタイルは、海やビーチでの撮影(42.2%)、チャペルや教会(37.7%)となっており、これらのロケーションは結婚式を実施する層と未実施の層ともに人気があります。
スタジオ選びのポイント
フォトウエディングを実施する際、スタジオやフォトグラファーを選ぶポイントとして、「写真のセンス」と「価格」が最も重視されています。具体的には、調査結果によると41.0%の人が「写真のセンスが良いこと」を優先し、次いで40.2%が「予算内で価格が適正であること」を挙げています。この傾向は、フォトウエディング選びの際に重要視されていることが伺えます。
変化し続ける撮影スタイル
最近のトレンドとして、衣装に関するニーズも多様化しています。約半数の人が「洋装+和装」の組み合わせを検討していることが分かりました。これは、結婚式に対する自由度の見直しと、様々なスタイルで思い出を残したいという思いが反映されています。さらに、34.7%の方が複数回の撮影を予定していることも、衣装やロケーションの変化を求める動きに繋がっています。
SNSの活用や偶然目にする撮影シーンが、フォトウエディングの認知度を高める要因ともなっています。特にInstagramを通じて、多くのカップルにとってフォトウエディングが改めて注目を集めています。
まとめ
「Photorait」が迎える10周年を契機に、フォトウエディングはますます注目されるイベントとして進化し続けています。今後のトレンドとして、個性的かつ特別な体験を求める人々のニーズに応える形で、多様なスタイルが期待されます。これから結婚を考えている方も、フォトウエディングを通じて新しい思い出を作ってみてはいかがでしょうか。