年末年始の夫婦関係見直し総決算！夫婦の不満とその対策

年末年始は、家族が集まり、普段は見過ごしがちな夫婦の不満が明らかになる時期でもあります。実際、ハイスペ男子総合研究所が実施した調査では、全国の25～49歳の既婚男女724名を対象に、パートナーへの不満について調査を報告しました。この調査結果をもとに、夫婦が抱える“不満”の実態から、解決策までを探ります。

調査を通じて分かったこと

調査の結果、パートナーへの「不満ゼロ」と答えた人は全体のわずか18.8％で、80％以上が何かしらの不満を抱えている実態が明らかになりました。特に、不満が「中程度」以上と答えた割合は48.5％に達し、多くの夫婦が年末年始の長期休暇を前にして、心の中に小さなストレスを溜め込んでいることが分かります。

不満の内容TOP3

調査によって明らかにされた不満の内容は以下の通りです：
1. お金・家計（230件）
2. コミュニケーション（176件）
3. 家事分担（161件）
これらの結果からも、物価上昇や共働き夫婦の増加といった現代の日常生活における課題が、夫婦の関係に影響を与えやすい状況が浮き彫りになりました。

年齢・子どもの有無による傾向

調査の結果、特に注目したいのが、不満度は年齢とともに急上昇する傾向があることです。若い世代（25〜29歳）は不満点が25.0％であるのに対し、30〜34歳では53.7％、45〜49歳でも53.4％と、30代以降に不満の割合が増大します。また、子どもがいる夫婦は51.5％が「不満3点以上」と回答しており、育児が不満を増幅させる要因であることが確認されました。

婚姻期間による違い

婚姻期間別に見ると、「結婚1年以上2年未満」が最も高い不満度を記録しました。新婚期における「理想とのギャップ」の影響があると考えられます。また、「結婚15年以上」のベテラン夫婦でも52.1％が不満点3点以上を示しており、長い結婚生活の中での課題も浮かび上がっています。

残念なパートナー行動と対策

調査には具体的なエピソードやコメントも寄せられています。「ありがとう」「ごめんね」が言えない、感情的に反応してしまう、など、パートナーの行動がもたらす不満の数々。そこで、効果的な対策として以下のようなアプローチが挙げられます：

- 役割の言語化：家事・育児の役割を改めて話し合う。
- 感情の伝達：自分の感情や悩みを冷静に伝える。
- 外部相談：友人や専門家に相談してみる。
- 個人時間の確保：趣味や一人の時間を持つ。

逆に、うまくいかなかった対策としては、「我慢して何も言わない」「感情的に責める」といったアプローチが多く見られました。

改善に向けたコミュニケーション

年末年始は、家族が集まる貴重な機会です。パートナー間で深いコミュニケーションをすることは、夫婦関係の見直しにとって有意義な時期となるでしょう。調査の所長である吉沢詩乃氏も、「不満をちゃんと話せる関係を目指すことが長い目で見たときの良い夫婦の条件」と述べています。お互いの気持ちを率直に話し合い、理解し合うことで、より良い関係を築く第一歩となります。

この年末年始、ぜひ夫婦の見直し総決算を実施し、不満を解消するための新たな関係構築に挑戦してみてはいかがでしょうか。