中高年の恋愛事情:親子で語るマッチングアプリの活用法とは
最近の調査によると、中高年世代がマッチングアプリを利用する姿勢が変わってきていることが明らかになりました。株式会社ラス恋が実施した意識調査では、対象となった40歳以上のユーザーの51.2%が「子どもにマッチングアプリを利用していることを話したい」と回答しました。この結果は、親子の会話の中に恋愛の話題が登場することが増えていることを意味しています。
調査の概要
本調査は、2025年8月22日から8月26日にかけて行われ、1,671名のユーザーが参加しました。特に「子どもがいる」と回答した1,020名に焦点を当てて集計が行われた結果、実に半数以上が「子どもに恋を語りたい」という意向があることが分かりました。この傾向は特に母娘間に見られ、オープンな会話スタイルが広がっていることが確認されました。
会話を楽しむ親子たち
調査によると、マッチングアプリを話題にすることで「隠す必要がない」と感じている親が多く、自由回答には「子どもの勧めで始めた」「一緒に写真を見て相談する」といった声が寄せられました。こうした親子の会話は、安心感や信頼を育む要素になっているようです。
特に女性の43.6%が「話せる・話している」と回答しており、男性の23.5%を大きく上回っています。このことからも、女性がよりオープンに自分の恋愛について話す傾向があることが伺えます。
隠すのではなく、楽しむ恋愛
一方で、「話したくない」と回答した人が48.8%に達しましたが、その理由の多くは「自分自身の人生だから」というものであり、これは親であるという立場を超えて、自らの恋愛を楽しむ姿勢が重要視されていることを示しています。つまり、中高年になっても、自分の人生に対する主体性が強調されているのです。
親がオープンに恋愛を楽しむ時代
特に興味深いのは、「話さない」派の中でも、パートナーが見つかったら話す意向が高いことです。これは、交際が進むことで自然に子どもに知らせたくなる気持ちが働くことを示しています。
近年、敬老の日が近づくにつれて、「中高年こそ自分の人生を自分で楽しむ存在であるべき」といった考えが広まっています。この意識調査は、その流れを後押しするものであり、ラス恋は今後も中高年世代の恋愛をポジティブに可視化する取り組みを続けていくでしょう。
中高年の恋愛がより自然に
ラス婚研究所は、40代以上の恋愛・婚活の実態をデータや声を通じて社会に発信し続けています。今後も定期的な調査やユーザー座談会を通じて、人生後半の恋が自然に語られ、共感が広がる社会を目指す姿勢を貫いていくとしています。このように、中高年の恋愛事情が変化する中で、親子の間でも、共感し合える関係が育まれていくことが期待されます。