新たな結婚式の形!「令和型ウェディングパーティ」の提案と意義
近年、結婚式のスタイルは多様化し、カップルの理念や価値観に応じた新たな選択肢が生まれています。そんな中、4つのブライダルメディアが「令和型ウェディングパーティ」の推進を発表しました。この新しいスタイルは、従来の披露宴という形式にとらわれず、カップル自身が主催者として自然体でゲストと過ごすパーティ形式を提案します。
結婚式に対する変化する価値観
結婚式に対する価値観は、時代の変化と共に進化してきました。伝統的な披露宴スタイルは今も人気ですが、最近では「ゲストとの楽しい時間を重視したい」と考えるカップルが増えてきています。高校生の調査によれば、79%の高校生が「結婚するなら結婚式を挙げたい」と答える一方、式に初めて参加することで、51.6%の人たちが“挙げない選択肢を考えるようになった”という現実も明らかになっています。
このように、結婚式への憧れは依然として高いものの、実際に参列することで考え方が変わる若者が多く現れています。特に初回の参列では「注目されることや披露されることへの抵抗感」が影響し、回数を重ねるごとに「費用や準備の負担」といった現実的な理由も加わってくるのです。これらの調査結果は、カップルが求める結婚式のスタイルが変わりつつあることを示しています。
「令和型ウェディングパーティ」の概要
この新たな結婚式形式は、276の結婚式場が賛同を示し、カップルが“主役”ではなく“ゲストを主役にする”という考え方を取り入れています。ブライダルメディア各社は、式場検索結果ピのナビゲーションでこのスタイルに対応した会場を簡単に見つけられるアイコンシステムを導入予定です。
この新しいスタイルは、「結婚式=披露の場」という固定観念から解放され、自由で多様な結婚式のあり方が提示されます。従来の価値観に縛られず、自分たちらしい結婚式を実現できることは、今後の結婚式文化の発展に寄与すると期待されています。
ブライダルメディアの声
「令和型ウェディングパーティ」に関する取り組みを推進するブライダルメディアからは、様々な意見が寄せられています。オリジナルライフ株式会社の榎本社長は、結婚式が「両家が新郎新婦を披露する場」から「ゲストとともに楽しむ場」への変化を力説し、業界が新しい結婚式の形を世に広める使命を担っていると語ります。
トキハナの代表安藤氏は、結婚式のあり方を定義する主体が存在しない問題を挙げ、複数のブライダルメディアと式場が協力して新たなフォーマットを提示し、社会的合意を形成することが重要だと述べます。ハナユメの千田部長も、理想の結婚式の実現に向けての取り組みが、より多くのカップルの希望に応える形になることが期待されると強調します。
結論
新たに提案された「令和型ウェディングパーティ」は、結婚式に対する新しい価値観を提示し、カップルが自由に選択できるスタイルを生み出します。この取り組みは、結婚式をただの儀式として捉えるのではなく、カップルとゲストが共に楽しみ、感謝を伝える場であるとの新しい意義を持つものです。これから結婚を考える方々には、自分たちに合った個性的な結婚式スタイルを選択できる環境が整いつつあることが望まれます。