結婚式場の価値を再構築するリノベーション
少子化や非婚化の進行に伴い、結婚式場は新たな集客の課題に直面しています。そんな中、香川県に拠点を置くアケボノスタジオ主導の「Wedding Reframe Project」が注目を集めています。このプロジェクトは、結婚式場のリノベーションを通じ、現代のニーズに合った空間を創出することを目指しています。
プロジェクトの目的と特徴
Wedding Reframe Projectは、単なる施設の改装を超え、結婚式場が今の世代に選ばれる理由を生み出すための演出を行います。アンティークと建築の融合により、式場全体を唯一無二の“体験空間”に再生します。従来の式場にはない感覚を取り入れ、空間そのものが選ばれる理由となることを目指しています。
アケボノスタジオは、自ら手がける建物のリノベーションや空間コーディネートのスキルを駆使し、多くのジャンルでの空間づくりの経験を活かしています。特に近年では、結婚式場のリノベーションに力を入れ、デザイン性や写真映え、非日常性を実現しています。これにより、結婚式場は新たな魅力を持つ場所へと生まれ変わります。リノベーションの具体例として、Before→Afterの変身も多数報告されています。
子ども写真事業との相乗効果
本プロジェクトの優れた特徴は、空間再生に留まらず、結婚式を挙げたカップルが愛する家族として再訪する機会を提供する点です。アケボノスタジオはフォトスタジオも運営しており、リノベーションされた式場内で子ども写真事業を展開しています。これにより、結婚式後も長期的な顧客関係が構築されるリピート型ビジネスモデルが実現します。
カップルが結婚式を挙げた後、その後の人生の一部として、記念日や七五三の際にも訪れる場所として式場を再利用できます。こうした体験を通じて、結婚式場は「家族のはじまりの場所」としての価値を持ち続けるのです。
光まで考慮された空間デザイン
このプロジェクトを牽引するのは、フォトグラファー出身の空間ディレクター伊藤 彰氏です。伊藤氏が手がけるデザインは、家具や装飾だけでなく、光の入り方や影の落ち方まで「撮られる前提」で設計されています。ヨーロッパから取り寄せたアンティーク家具や装飾部材を、日本の文化や建築に巧みに融合させ、その土地の特徴を活かした「物語のある空間」を提供します。
こんな式場にぴったり
本プロジェクトは、さまざまな課題を抱える式場に最適です。稼働率が下がっている、利用者層が変わった、老朽化やデザインの陳腐化が気になるなど、幅広いニーズに応えます。さらに、SNS映えする空間づくりや、フォトウェディング、少人数婚にも適したデザインを強化することができます。
まずは相談してみて
Wedding Reframe Projectでは、企画段階からの相談や部分的な改装、全体的なリブランディングまで柔軟に対応します。全国対応可能なため、式場の魅力や背景に応じた適切なリノベーションを実施することができます。興味のある方は、ぜひまずはご相談をしてみてください。新しい価値を持った結婚式場へと生まれ変わるチャンスです。