結婚相談所マリーミーが語る少子化と結婚事情の現状
結婚相談所マリーミー(運営:株式会社エムエスピー、東京都渋谷区、代表:植草美幸)は、厚生労働省の「2024年人口動態統計月報年計」に基づき、現代の結婚事情と少子化の進行に対する見解を発表しました。この報告書によると、2024年には年間の出生数が70万人を下回り、結婚件数も過去最低の48万5,063組とされています。これは1972年の109万9,984組という過去最高数から見ると、約半数に減少しています。
少子化の要因と現代の結婚観
少子化の原因は結婚する人々の減少に直結しています。国立社会保障・人口問題研究所の2021年の調査結果によると、25歳から34歳の未婚者の多くが「適切な相手と出会わないこと」を理由に挙げており、女性の約半数、男性も4割以上が同様の考えを持っています。
特に、近年は「今までに一度も交際経験がない」という男女が増加しています。リクルート社の2023年の調査では、20代から40代の未婚男女において、交際経験のない人が34.1%に達し、これは調査開始以来の最高値です。こうした現象は、一体何が背景にあるのでしょうか?
現代の交際経験の少なさとその理由
交際経験を持たない人々が増えている兆しには、社会のさまざまな変化が影響を及ぼしています。PCやスマートフォンの普及により、個人で楽しめる娯楽が増えた一方で、対面でのコミュニケーションも減少しています。これにより、コミュニケーション能力が低下し、「人からどう見えるか」を気にしなくなる傾向も見られます。
さらに、以前であれば地域の店舗やイベントで自然に出会い、対話する場面がありましたが、現在ではその機会も少なくなっています。そのため、無理に声をかけることに対して「怖い」と感じる人が多くなっています。この傾向は特に結婚相談所の活動において顕著で、男女ともに「相手からアプローチされるのを待つ」姿勢が多く見受けられます。
「待ち子」と「待ち男」の実情
このように、待っているだけでは出会いが生まれにくく、結婚に繋がることも難しいのです。結婚相談所では、出会った後のデートの段取りにおいて、男女が「待ち子」や「待ち男」になっているケースが観察されています。相手から声をかけられるのを待っていても、本当に相手に関心を持っているのかが問われます。
そのため、マリーミーではアドバイザーが間に入って、最初の段階においてはシミュレーションを行い、お互いの価値観を深め合えるようサポートしています。この取り組みが、恋愛や結婚へと進展する良い機会となることを目指しています。
結論
婚活市場は常に変化していますが、進化する社会に合わせたアドバイスと支援を提供することで、結婚相談所マリーミーは今後も利用者のサポートを続けていきます。少子化や交際経験の低下といった問題に向き合い、より多くの方々が幸せな結婚を迎えられる手助けをしていく所存です。