結婚式セレモニーへの新たな意識—予算からスタイルまでの変化

結婚は人生の大きなイベントですが、最近の調査結果によると、結婚式を含むセレモニーに関する考え方が大きく変わりつつあることがわかります。2025年に実施された調査では、未婚の20代から50代の男女2,406人を対象に、結婚関連のセレモニーへの感じ方を探りました。

セレモニーを開きたい気持ち

調査によると、結婚式や披露宴などのセレモニーを「開きたい」と思っている人の割合は約30.4％。その一方で、40.5％は「開きたくない」と回答しています。特に20代では、セレモニーを希望する気持ちが8.8ポイント減少していることが見受けられ、更に「考えたことがない」や「結婚したいという意欲がない」といった回答が目立ち、未来の結婚観に影響を与えていることが伺えます。この傾向はまた、生活様式の変化や経済状況に起因していると考えられています。例えば、少人数での結婚式やフォトウェディングが普及し、多彩な選択肢が提供されるようになったことも一因です。

年代別の出席率

次に、セレモニーへの出席頻度を分析しました。調査に参加した未婚者の中で、挙式、披露宴、二次会などに4回以上出席したことがある人の割合は全体でわずか10％強。特に20代では、「挙式」に67.7％、「披露宴」に69.1％、「二次会」に81.1％が出席したことがないと回答しており、この年代がセレモニーに対して距離を置いていることが読み取れます。

セレモニーの予算

さらに、結婚式の予算に関しても興味深い結果が出ています。セレモニーを「開きたい」と答えた人の中で、100万円未満での開催を希望する人の割合が72.0％に達し、前年からも微増。昨今の物価高や経済的不安の影響で、参加者の負担を気にする人が増えていることが影響しているようです。

出会いの場としての認識

また、かつて結婚式が出会いの場として機能していたという通説が薄れていることも調査から読み取れます。「セレモニーに参加することで異性と出会えるか」との質問には、合わせてたった17.0％が肯定的な意見を持っていました。これは、従来のようにセレモニーが出会いの場と認識されなくなっている証拠ですね。

小規模なセレモニーの需要

関係が希薄な人を祝う大規模なセレモニーよりも、小規模なセレモニーを好む声が高まっています。「微妙な関係の相手の祝福には参加したくない」といった考えは、46.9％の支持を集めました。また、近年は家族や親しい友人といった本当に近い人々だけを招く小規模なセレモニーが好まれる傾向にあります。これにより、結婚式は特別なイベントとしての意味が強化され、より大切な記念日として位置付けられていることが伺えます。

結論

婚姻組数は増加傾向にあるものの、結婚式に対するアプローチは多様に進化してきています。新しいスタイルのセレモニーや予算考慮の姿勢が根付く中、タメニー株式会社では多様なニーズに応えるため、少人数婚やフォトウェディングなどの選択肢を提供しています。これからも、皆様の想いに寄り添うセレモニーのあり方を提案し続けていきます。