安全なマッチングアプリ利用の推進と詐欺対策にエニトグループが取り組む

エニトグループの新たな取り組み

近年、マッチングアプリは多くの人に利用される一方で、詐欺の被害も報告されています。特にSNS型投資やロマンス詐欺が増加しており、これらの問題に対して真剣に取り組む企業の姿勢が求められています。エニトグループは、マッチングアプリ「with」と「Omiai」の運営を行う企業であり、このたび和歌山県警察と連携し、SNS型ロマンス詐欺に対する啓発活動を実施しました。

啓発活動の背景と目的

和歌山県内では2025年8月までにSNS型ロマンス詐欺の被害金額が約1億5,300万円に達しています。この深刻な問題を受け、和歌山県警察はSNS型詐欺被害の急増を踏まえ、啓発活動を強化することを決定しました。エニトグループも同様のミッションを掲げ、県警との連携を通じて「with」「Omiai」ユーザーに向けた注意喚起を実施することに至りました。これにより、被害を未然に防ぐことを目指しています。

エニトグループの取り組み

エニトグループは、トラスト&セーフティー室を設置し、マッチングアプリの安心・安全な利用環境づくりに貢献しています。この専任のチームでは、不正ユーザーの監視とチェックを行い、24時間365日体制でサービスの安全性を維持しています。具体的には、悪質なユーザーを早期に発見し、強制退会などの適切な対応を取ります。また、利用者が悪質ユーザーとマッチングした際には個別に注意を促すことも行っています。

さらに、エニトグループでは、ユーザーがデート前にSNSの連絡先を交換したいと申し出た場合、双方に警告を発するという追加対策も講じています。これにより、ユーザーはより安全にアプリを利用することができます。

アドバイザリーボードの設立

2025年4月には、法律や消費者保護、学術界の専門家と共に「アドバイザリーボード」を発足し、社会課題に対する解決策を協議しています。これにより、マッチングアプリ利用者に対してより良い環境を提供する取り組みが進められています。

和歌山県警察の見解

和歌山県警察は、SNS型ロマンス詐欺について、「SNSやマッチングアプリを通じて出会った人から短期間にLINEに誘導され、金銭をだまし取られる詐欺です」とコメントしています。利用者に対しては、十分な注意を促し、公式ウェブサイトを通じて詐欺手口を可視化し、注意喚起を行っています。この連携活動が、和歌山県における詐欺被害の低減に貢献することを期待しています。

未来へ向けた取り組み

エニトグループは今後も、ユーザーの安全性を重視し、様々なライフイベントを支える「生活インフラ」となることを目指します。出会いを媒介に多様な価値を提供する企業として、さらなる取組みと技術の活用を進めていく方針です。

このようなエニトグループの取り組みは、マッチングアプリ利用者が安全に出会うための基盤を整えるものです。利用者が安心して出会いを楽しむためには、こうした企業の取り組みが欠かせないでしょう。