伊賀市が新たに「ファミリーシップ制度」を導入
三重県伊賀市は、2016年4月に全国で3番目となるパートナーシップ制度を導入し、それ以来13組のカップルに対して受領証を交付してきました。この実績に続き、今年4月1日からはパートナーシップ制度の利用者向けに、伊賀市独自の証明書の発行を開始します。この証明書は、パートナーシップを結ぶカップルにとっての安心のシンボルとなることでしょう。
さらに、伊賀市では新たに「ファミリーシップ制度」を導入することが発表されました。この制度はパートナーシップ宣誓者の実子や養子を含む家族としての宣誓を可能にし、家族の形をより広範囲に受け入れる取り組みです。年齢制限が設けられず、高齢化社会にも対応した新しい家族のかたちを支援します。このファミリーシップ制度により、性的少数者のカップルが安心して生活するための基盤が整います。
伊賀市の取り組みは、ただの制度としての導入にとどまらず、性的少数者の権利保障を進める重要な一歩です。市の関連サービスは、ファミリーシップを利用することで、あらゆる家族形態のライフスタイルを受け入れ、利用者が家族に等しいサービスを享受できるよう配慮されています。これにより、社会の多様性を尊重し、偏見をなくす環境を整えていくことが期待されています。
伊賀市は今後も、多様性を重視した施策を推進していくことで、すべての人が安心して生活できる社会の実現を目指しています。性別や性的指向に関係なく、皆が平等に権利を享受し、人生を楽しむことができるよう、今後もさらなる取り組みが期待されます。
このような進展を受け、ファミリーシップ制度の詳細については伊賀市の公式ウェブサイトでも確認が可能です。また、市ではALLY(アライ)としての取り組みも進めており、地域全体での平等と共生の実現に向けた努力を続けています。興味のある方は、ぜひ以下のリンクもご覧ください。
また、詳細やお問い合わせは、伊賀市人権生活環境部 人権政策課までご連絡ください。電話番号は0595-22-9683です。伊賀市の新たな取り組みにより、多様性を尊重し、すべての人が幸せに暮らせる社会が一歩ずつ実現されることを期待しています。