新たな結婚式の形「令和型ウェディングパーティ」の全貌と対応式場

新たな結婚式の形「令和型ウェディングパーティ」の全貌

近年、結婚式のスタイルが多様化するなか、特に注目を集めているのが「令和型ウェディングパーティ」です。この新しい形の結婚式では、新郎新婦が主催者となり、ゲストと自然に楽しむことを重視しています。従来の披露宴とは異なり、ゲストを披露対象とするのではなく、共に楽しいひとときを過ごすことを目的としています。

この「令和型ウェディングパーティ」という言葉は、ブライダルメディア「トキハナ」、「ウェディングニュース」、「ハナユメ」、そして「みんなのウェディング」という4つのメディアが合同で推進しています。特に、くふうウェディングによって運営される「みんなのウェディング」では全国の賛同式場を「令和型ウェディングパーティ対応式場」として公開し、独自のアイコンを用いて視覚的にも分かりやすく表現しています。

新しい結婚式を選ぶ理由

結婚式に参列することで、自分も結婚式を挙げることを考え始める方も多い一方、従来のスタイルに抵抗を感じたり、披露されることが苦手だと感じる人も少なくありません。その結果、「結婚式を挙げるのはやめよう」と決断するカップルも存在します。実際の調査結果によれば、初めての結婚式に参加した51.6％の人が「挙げない選択肢を考え始めた」と述べています。

そこで、このような抵抗感を払拭するために、「令和型ウェディングパーティ」ではもっと自由で多様な結婚式の形を提案しています。これは、「結婚とは披露の場である」という固定観念から脱却し、二人が主体となることで、よりパーソナルで温かいコミュニケーションが生まれることを狙っています。

令和型ウェディングパーティとは

「令和型ウェディングパーティ」は、特定の形式や流れにとらわれない自由なスタイルです。新郎新婦が主役となって企画するため、多様性が表現され、参加するゲストもリラックスした雰囲気で楽しむことができます。式場選びの際には、「令和型ウェディングパーティ対策式場」として認定された会場を選ぶことで、そのスタイルに対応したサービスを受けられます。

対応式場の特徴

現在、296の式場が「令和型ウェディングパーティ」対応として認定されています。これらの式場では、従来の結婚披露宴と令和型ウェディングのいずれを希望するかをヒアリングし、ゲストに寄り添った運営を行います。さらに、サロンには「令和型ウェディング」のパンフレットが設置され、興味を持つカップルに向けて詳細な説明が可能です。

この取組の目的は、新しい結婚式文化の創造であり、カップルの多様なニーズに応えることです。「みんなのウェディング」の式場検索には「令和型ウェディング」ラベルが設置され、視覚的に対応式場を探しやすくする工夫がなされています。これにより、自由なスタイルを求めるカップルが、手軽にその条件に合った式場を見つけることができるようになりました。

未来の結婚式

「令和型ウェディング」は、結婚式に対する概念自体を新たにする提案です。多くのカップルが自分たちらしい結婚式を創り出す手助けをし、より自由度高く、参加する全ての人が心地よいと感じる時間を提供することが求められています。

この新たな取り組みを通じて、結婚式の多様性が広がることを期待しています。結婚式の選択肢が増えることで、より一層多様な価値観が尊重される時代へと進んでいくでしょう。