名護市21世紀の森公園に新たな複合施設「あけみおてらす」が誕生
沖縄県名護市の21世紀の森公園において、地域の文化や自然が融合した新しい複合施設が開業を控えています。この施設の名称は、一般公募によって選ばれた「あけみおてらす」と決定されました。応募数は200件を超え、その中から名護市内の小学生の案が採用されました。この名称には、名護の伝統を未来につなげる願いが込められています。
あけみおてらすの由来
「名護を象徴し、市民に親しまれる言葉」として選ばれた「あけみお」は、美しく開かれた澪のことを表し、古謡「おもろさうし」に出てくる「あきみよ」に由来しています。このあけみおは、深い外海から豊かな海の幸や文化をもたらす場所であり、新たな発展の起点ともなるものです。今回の新施設「あけみおてらす」は、名護の自然や文化を未来へとつなぐ中心となることが期待されています。
施設の概要
「あけみおてらす」は、2026年の春に順次開業を予定しており、以下の3つのゾーニングで構成されます。
1. ビーチアクティビティゾーン
このゾーンでは、マリンアクティビティを楽しめる拠点を設け、飲食店も完備しています。ここには、スターバックスコーヒーや沖縄最大級のマリンレジャー施設「マリンクラブベリー」が充実したサービスを提供する予定です。また、地元の人気飲食店「ひがし食堂」も参入し、様々なメニューを用意します。
2. ヒルトップゾーン
森に囲まれたヒルトップゾーンには、意匠性の高い「丘の棟」が設置され、ウエディングなど多様なイベントに利用されます。名護湾を一望できるこの場所は、記憶に残る特別な時を過ごせる空間として人気が集まりそうです。
3. ロードサイド&フォレストゾーン
国道に面したこのゾーンでは、飲食店や物販が展開され、地域の魅力を発信します。地元の食材を活かしたカフェや、名護ならではの文化を体験できるショップなど、多彩な店舗の出店が予定されています。
未来への期待
「あけみおてらす」には、名護の自然と文化を次世代に伝え、人々が文化交流を楽しむ場としての願いが込められています。訪れる人々に新たな発見や楽しさを提供し、名護に新しい価値を創出する拠点として機能することが期待されています。
終わりに
この新施設の開業は、名護市にとっても大きな節目となります。地域住民の皆さんはもちろん、観光客にも愛される場所になることを願って、「あけみおてらす」のオープンを心待ちにしております。今後の展開に目が離せません。