新たな葬儀の形を示す社名知名度があるアルファクラブ武蔵野株式会社が、葬儀業界に革命をもたらす取り組みを始めました。彼らは最新の技術を駆使して、無人セレモニー会館の実現を目指しています。具体的には、USEN&U-NEXT GROUPのもと、業務用のロボットを導入し、葬儀空間の省人化を推進しています。
概要と導入背景
アルファクラブ武蔵野は、埼玉県に本社を置く総合婚礼・葬祭運営企業です。2060年までには、日本では年間死亡者数がピークを迎えると予測されており、葬儀件数も年々増加しています。しかし、業界の深刻な人手不足が大きな課題として浮上しています。このような社会的背景の中、同社はデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進し、2023年には「DX認定」を取得しました。
ロボットの詳細
まず、ロボットの一つが「KettyBot Pro(ケティボットプロ)」です。この案内ロボットは、来館者を安全に誘導し、顔パネルに表情を表示しながら音声で情報を案内します。内部にマッピング機能を搭載し、設定した導線に沿って動く仕組みです。自動充電機能を持ち、一度の充電で10時間以上稼働可能です。
次に「PUDU CC1(プードゥーシーシーワン)」という清掃ロボットがあります。スイープやバキューム清掃、モップ掃除の機能を備えており、特殊な生花モードにも対応しています。操作はモニターで行うことができ、アプリを用いた遠隔操作も可能です。
DX推進の取り組み
アルファクラブ武蔵野は、DX推進を強化するために「ZEBRA(ゼブラ)葬祭システム」を導入しました。このシステムは、受付から入金処理までを一元管理できるもので、業界全体のDX化を支援しています。また「GAZELLE(ガゼル)」というシステムでは、バイオタグを使用してご遺体や棺の情報を管理し、未照合情報が発生した場合は警告を行います。
さらに、メタバースを利用した「風の霊」というサービスも展開しており、仮想空間内で故人を偲ぶことができる新しいスタイルの供養を提供しています。また、「Revibot(レビボ)」というサービスでは、生前の映像を基にAIが動画を生成し、故人の思い出をよりリアルに体験できる仕組みを実現しています。
未来への展望
アルファクラブ武蔵野は、これまで60年以上にわたって培ってきた儀式の形を新しいテクノロジーで進化させ、次世代に継承していくことが求められています。葬儀文化は普遍的なものであり、時代の変化に合わせたプロセスを進めることがこの企業の責務です。故人を偲ぶ気持ちが変わらない限り、テクノロジーを通じてより便利で充実した葬祭文化の提供が求められるでしょう。
会社概要
- - 商号:アルファクラブ武蔵野株式会社
- - 代表:代表取締役社長 和田浩明
- - 所在地:埼玉県さいたま市大宮区上小町535
- - 創業:1962年6月
- - 設立:1964年9月
- - 事業内容:葬祭・ブライダル・互助会・レジャー事業
- - 資本金:1億円
- - ホームページ:アルファクラブ武蔵野