大正大学での特別なウェディングイベント
大正大学(東京都豊島区)は、メディア表現学科の学生が主体となり、11月4日(火)に特別なウェディングイベントを開催します。これは、全日本ブライダル協会 山梨県支部との共同企画として行っており、学生たちが実践を通じて直面する課題を解決するPBL(問題解決型学習)を通じて学んでいます。
イベントの背景と意義
本イベントの背景には、昨年度に実施した成功事例があります。学生たちは、アート&エンターテインメントワークコースで自らの創造力と学びを活かし、結婚式場以外の新しい挙式の形を探求しています。今年度のイベントでは、2025年3月卒業予定の土屋南美子氏と佐藤諒一氏が新郎新婦のモデルとなり、学生たちが一から企画した「大正大学オリジナルのシビルウェディング」を実施します。
シビルウェディングとは?
シビルウェディングは、宗教に囚われない形での結婚式で、全日本ブライダル協会が推奨する新しいスタイルです。従来の人前式とは異なり、厳粛な司式者が儀式を進行し、法律上の結婚を証明する「婚姻届受理証明書」を立会人として披露します。この新しいスタイルは、結婚を検討するカップルに新しい祝福の形を提供します。
実行プロセスの学び
全日本ブライダル協会の講師を招き、議題として「結婚式場以外の場所の活用」と「新たな祝福の形」を挙げ、学生たちは直接実務に触れながら、様々なスキルを習得しました。これには、イベントの企画、段取り、合意形成、現場の安全管理などが含まれ、学生たちの実践的な学びを促進しています。
イベント概要
この特別なウェディングイベントは、2025年11月4日の午後4時から30分間、大正大学8号館1階で開催されます。学長がミニスター役を務め、学生たちの創意工夫が具現化される一日となることが期待されています。
参加者の背景
新郎新婦役を務める土屋南美子氏と佐藤諒一氏は、入籍を2025年1月に予定しており、南美子氏はPBLにおいてブライダル実習やインターンシップを経験したことがあるため、後輩たちへの良いモデルとなっています。これにより、実際の業界経験を通じて得た知識と体験が、これからの学生たちに橋渡しされる形です。
協力団体の役割
全日本ブライダル協会 山梨県支部は、結婚式を通じて感謝や感動を広める活動を行っています。その一環として、学校ウェディング授業の取り組みでは、学生に対して模擬挙式を通して結婚式の意義を伝える役割も果たしています。
このイベントを通じて、学生たちはただの知識を超え、本番さながらの実践的な経験をし、ブライダル業界でのキャリア形成に対する新たな視点を得ることができるでしょう。大正大学が誇るこのような取り組みは、将来のブライダル業界にとっても大きな意義を持つイベントであり、見逃せない一日となりそうです。