調査概要
日本ロマンチスト協会が実施した「令和のハグ文化に関する調査」は、全国の20歳から49歳の既婚男女300人を対象に行われました。この調査の目的は、夫婦間のハグの実態を把握することです。
ハグをしない夫婦の現実
調査により、既婚者の約38.3%が「この1年、配偶者と一度もハグをしていない」と回答しました。つまり、実に10組のうち4組が1年間一度もハグを交わしていないことが判明しました。この結果は、近年の夫婦間のコミュニケーションの変化を反映しているのかもしれません。
一方で、約29.3%の回答者が「もっとハグをしたい」との意見を示しました。具体的には、13.0%が「もっとしたい」、16.3%が「今より少し増やしたい」と答えています。ハグをしない夫婦が多い一方で、その裏にはハグを望む気持ちが存在することが明らかです。
ハグが減少した理由
さらに、ハグが減少した主な理由として、多くの回答者が「出産や育児が始まったから」と挙げました。調査結果によると、答えた人の17.3%がこの理由を述べています。つまり、子どもを抱く忙しさが夫婦のハグを減少させる要因となっていることが示唆されています。子供が生まれることで、夫婦間の愛情を示す方法が変化してしまっているのかもしれません。
男女の意見の違い
この調査では、男女の間でも意見の違いが見られました。男性の36.0%が「もっとハグを増やしたい」と述べる一方で、女性のこの割合は22.7%にとどまりました。また、ハグを「減らしたい・もうしたくない」という意見に関しては、女性が38.7%と高めの傾向を示しました。これは、結婚や育児の影響で夫婦の関係性が変化していることを意味しているのかもしれません。
ハグの効能
ここで、ハグの持つ効果についても触れておきましょう。研究により、ハグは精神的な健康や身体的な健康に良い影響を与えることが示されています。例えば、カーネギーメロン大学の研究では、日常的にハグを受け取る人ほどストレス下でも風邪のリスクが低く、軽い症状で済むことが報告されています。また、ハグを頻繁にすることでオキシトシンの濃度が高まり、血圧や心拍数が安定することも間接的に示されています。
これらの研究結果からも、ハグは単なるスキンシップにとどまらず、心身の健康を促進する重要な行為であることが分かります。
まとめ
日本ロマンチスト協会は、調査の結果を踏まえて「ハグの日」が親しい人との絆を深めるきっかけになることを評価しています。家庭内の愛情は出産や育児による変化の中で薄れるわけではなく、むしろ新しい形で育まれるものです。8月9日、ぜひ大切な人と一緒にハグをしてみてください。たとえ20秒でも、その瞬間はあなたたちの関係にとって大切なものになることでしょう。