クロちゃんの小説家デビュー
お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃん(48)が、ついに小説家デビューを果たすことを発表しました。彼の処女作『クロ恋。』(双葉社刊)は、2023年3月19日に発売されます。この作品は、彼の独特な恋愛観や自身の経験をベースにした、ちょっぴりホラーで心を打つ恋愛短編小説が収録されています。
書籍の内容とは?
『クロ恋。』には、異なる恋物語が4つ収められています。たとえば、「恋愛博士の異常な愛情」では恋愛を実験と捉える大学生の物語が描かれ、同じく「揺れる」では幼馴染の三人が巻き込まれる不思議な三角関係が展開します。さらに、「地球最期の日」では人類最後の日に生まれる中学生たちの切ない想いを描き、最後に「Lv17の勇者」では勇者を自称する高校生のユニークな出会いが描かれています。これらの物語には、思わず引き込まれるような意外性が散りばめられています。
執筆秘話
クロちゃんは、昨年2月に小説の執筆オファーを受け、一年をかけてスマートフォンで執筆を進めてきたとのこと。記者会見では、特に印象深いエピソードを語りました。彼は『水曜日のダウンタウン』でプロポーズを試みた際に使用した163万4600円の婚約指輪を取り出し、実際にその指輪を見ながら「血の涙」を流して作品を書いたと告白。特にその中に1篇は、プロポーズに失敗した後に書いたもので、どれがそれに該当するのかは読者の謎解きとして楽しんでもらいたいと語りました。
この新作が絶対に売れることを望むクロちゃんは、「指輪のお金を取り返したい!」と心情を吐露。何より彼自身の魅力が作品に色濃く反映されている点が、この小説の最大の魅力でもあります。彼はまた、楽曲の作詞においてもその文才を発揮しており、著名なアーティストたちからも高評価を受けたことで、今回はその才能が小説にも活かされていると力強くアピールしました。
会見中のハプニング
会見の場では、記者から「この小説出版も『水ダウ』のドッキリだったり?」と突っ込まれる一幕もありました。驚愕したクロちゃんは、「よくないよ!違いますよね?違うんだ、ダメダメだよ!」と慄く姿が印象的でした。このようなリアクションも、彼のユーモアセンスの一つであり、多くのファンから支持される理由の一端です。
新たな才能としてのクロちゃん
クロちゃんの小説『クロ恋。』は、ただのエンタメ作品ではなく、彼自身のユニークな人生経験から紡ぎ出された物語です。彼の独特の視点と感受性が、恋愛の本質を探る作品を生み出しています。これからも彼から目が離せません。
恋愛における実験とセツナサを感じられるこの新感覚の小説は、多くの読者に新しい視点を提供することでしょう。