結婚式プログラムの悩み、76.8%が式場に伝えられず後悔している実態とは

結婚式を計画する際、新郎新婦が抱える悩みは多岐に渡ります。最近、株式会社トキハナが行った調査によると、結婚式を実施した20〜30代の男女の76.8%が、式場に対する悩みを伝えられなかったとの結果が明らかになりました。この調査では、445名が対象となり、59.2%が「結婚式のプログラムについて悩んだことがある」と回答しています。特に、式場に言えなかった悩みの上位には、結婚式のコンセプト、費用の増加、そしてフォーマットに関連する問題が挙げられています。

悩みの内容とその理由

調査では、結婚式のプログラムに関する具体的な悩みも明らかになりました。例えば、女性の30代後半からは「自分のセクシャリティに合った態度で結婚式に臨むべきか悩んでいた」との声や、20代後半の女性からは「コンセプトを考える時間がなかったため、決定が曖昧になった」との悲痛な思いが寄せられました。

また、費用については、参加人数が増えるごとにどんどん増加するための不安も多く聞かれました。新郎新婦が式場に対し、こうした悩みをうまく伝えられない理由としては、「こだわりは自分だけかもしれない」という不安や、「式場は形式的なものだと思って言わなかった」という声が多く存在していることが分かりました。

結婚式のプログラムの言えなかった悩み

- 結婚式のコンセプトについて：多くの新郎新婦が自分たちの理想の結婚式を描けず、式場側の提案に流される形になっているようです。

- 費用が増えることについて：初期見積もりから費用が増加することに対する不安もあり、特に参加人数が増えるとその影響が顕著に出るため、事前にしっかりと確認しておくべきだと感じているカップルが多かったです。

- フォーマットについて：マニュアル通りの進行に不満を持っているケースが多く、自由度のあるプランが求められています。

式場側の対応

さらに、式場側が式場に言えなかった悩みに対してどのように対応したのかという調査結果も注目に値します。驚くべきことに、48.6%の新郎新婦が「雰囲気を察して対応してくれた」と回答しています。しかし、式場に期待しすぎて「何も言わなかったため伝わらなかった」という割合も34.1%に達しており、式場と新郎新婦とのコミュニケーション不足が課題となっています。

今後の求められる対応

多様な価値観を持つカップルが自身のスタイルを持てる結婚式を実現するためには、式場側が従来のテンプレートを押し付けるのではなく、新郎新婦の意思を尊重し、自由度を持った提案を行うことが大切です。

そして、結婚式準備の初期段階から新郎新婦が自分たちのスタイルを明確にできるようなアプローチが求められます。

トキハナの取り組み

株式会社トキハナでは、そうした悩みを解消するために、「プランニングシート」の配布や、式場選びで一緒に考える「コンセプト診断」を提供しています。これにより、カップルが後悔のない結婚式を実現できるようサポートしています。

今後も、結婚式の課題を解決すべく、サービス展開を続ける考えです。これにより、「この形なら結婚式をやりたい」と思ってもらえるような環境を整えることが目指されています。