レズビアンの新時代パートナー探し調査結果から見る出会いの現実と希望
日本初のLGBT向けパートナー紹介サービスを提供する株式会社リザライは、レズビアンの会員を対象に行ったアンケート調査の結果を発表しました。この調査では、出会い方やパートナー探しの課題、理想のパートナーに求める条件について掘り下げられています。
出会いの場の現状
調査結果によると、レズビアンの方々がこれまで最も多く利用してきた出会いの方法は「イベント・オフ会」で53.4%、次いで「出会い系アプリやネット掲示板」が46.6%という結果でした。このことから、レズビアンのコミュニティ内での出会いは、特定のイベントやオンラインプラットフォームに依存していることがわかります。
しかし、それらの方法が必ずしも理想のパートナーとの出会いに繋がるわけではないという結果も浮き彫りになりました。出会いの選択肢が限られている可能性や、施策したアクションを起こす方が全体のうち9.5%にとどまるという現実も認識されるべきです。
大きな課題「出会いの場が少ない」
レズビアンの当事者が恋愛やパートナー探しにおいて特に深刻だと感じていることは、「出会いの場が少ない」という課題です。85.3%の人がこれを挙げており、これは集計したデータからも、出会いの方法が限られていることが証明されています。次いで「理想のパートナーに出会いにくい」とする声も69%を占めており、単に出会いの場が不足しているだけでなく、質的な問いにもさらなる検討が求められることが示されています。
さらに、「法的な結婚制度が整っていない」「社会的な偏見や家族へのカミングアウトが障害になる」とする問題も42.2%や39.7%の高割合で挙げられています。こうした社会的構造や意識の問題は依然として大きな壁として存在しており、双方向の理解が求められています。
理想のパートナーに求める条件
調査では、パートナーに最も求める条件として「性格や価値観の一致」が75.0%の圧倒的な支持を得ていることが分かりました。これは、レズビアンの方々が恋愛において内面的な結びつきを重視していることを表しています。他方で、外見や経済状態、趣味に関する求められる条件はあまり重視されていない様子がうかがえます。
重視されるべき価値観の一致
重要と思うことについても同様で、パートナーとの関係を築くうえで「価値観の一致」が58.6%と最も高い数値を記録しました。内面的な結びつきが、出会いから関係性へと移行する際に非常に重要であることが、データから明確に示されています。これは、特にLGBTQ+コミュニティにおいては、一緒にいることができる理解を得ることが重要だというメッセージとなるでしょう。
リザライの役割
リザライは、こうした調査結果を反映し、レズビアンの方々が安心して出会いを求める場を提供することに注力しています。社会的な障壁は依然として存在しているものの、リザライが提供するマッチングサービスを通じて、個々の価値観に寄り添った出会いが実現することを目指しています。多様な愛の形を尊重し、すべての人が幸せなパートナーシップを築ける未来を共に作っていく必要があります。