パートナーからのモラハラに関する調査結果
2024年12月、株式会社メディアシークが提供する、ダウンロード数が3,600万を超えるアプリ「QR/バーコードリーダー・アイコニット」において、パートナーから受けるモラハラに関するアンケートが実施されました。今回の調査では、21,839名のアプリユーザーが回答し、その結果が公開されています。
現在の婚姻状況は?
アンケートに参加した人々の婚姻状況は以下の通りです。
- - 結婚している/していた:63%
- - 未婚で恋人がいる/いた:14%
- - 上記以外:23%
この数字からも、パートナーとの関係が多様であることが伺えます。特に結婚経験のある人が多数を占めており、モラハラの実体験に基づく意見を収集できたことは意義深いことです。
モラハラについての認識
次に、「パートナーにモラハラされていると感じたことはありますか?」という質問に対する回答は以下のようになりました。
- - ある(現在のパートナーに対して):12%
- - あった(過去のパートナーに対して):11%
- - ない:77%
このデータから、約四分の三の回答者が自らのパートナーとの関係においてモラハラを経験していないと感じていることがわかります。しかし、1割強の参加者は何らかの形でモラハラを経験したことがあると述べており、これが何を意味するのか深く考察する必要があります。
モラハラの具体例
モラハラを感じた理由について、現在のパートナーに対して「ある」と答えた人々に、具体的な例を挙げてもらいました。その結果、以下の5項目が挙げられています。
1. 偉そうな態度をとられる
2. 自分が悪くても絶対に謝らない
3. 暴言を吐かれたり怒鳴られる
4. 意地悪や嫌がることをされる
5. 小さなミスでもしつこく責め立てられる
これらの言動は、どれも心理的な影響をもたらすものであり、関係性を大きく損なう要因となります。
過去のパートナーに関するモラハラ
過去のパートナーについての回答も興味深いものでした。「あった」と答えた回答者が挙げたモラハラの具体例は、現在のパートナーのケースと非常によく似ており、次のような項目が含まれています。
1. 偉そうな態度をとられる
2. 自分が悪くても絶対に謝らない
3. 暴言を吐かれたり怒鳴られる
4. 小さなミスでもしつこく責め立てられる
5. 何を言っても反対される
相関性と考察
このデータからは、モラハラの認識は過去と現在で共通していることが明らかになりました。これは、モラハラの根本的な特徴が変わらないことを示しており、心理的な支配やコントロールが重要な要素であることに気づかされます。
結論
今回の調査を通じて、パートナーからのモラハラの実態や心理的な影響を探ることができました。モラハラは決して軽視すべき問題ではなく、さらなる理解が求められます。今後もこのような調査を通じて、パートナーとの健全な関係を築いていくための情報提供が重要です。私たち一人ひとりが、モラハラの存在を認識し、それに立ち向かう意識を持つことが大切です。