子どもがいる夫婦のセックスレス事情
少子化が問題視される現代、それには家庭内のコミュニケーションや夫婦関係の悪化が影響しています。その一つが、夫婦間でのセックスレスです。株式会社ベビーカレンダーが行った調査によると、子どもがいる夫婦の約半数がセックスレスの自覚をもっていることが明らかになりました。今回は、その詳細と解決策について見ていきます。
1. セックスレスの現状
調査結果によると、「1年以上セックスしていない」と答えた夫婦が27.7%を占め、定期的な性生活を送っている家庭は全体の1割強にとどまりました。この結果から、現在の家庭では性生活に対する意識が低下していることが明らかです。夫婦の営みは、親としての肩書を超えた深い関係を持つための大切な要素なのですが、その実態は非常に厳しいものがあります。
2. セックスレスを自覚する人々
日本性科学会が定義するセックスレスは、特別な事情がないにもかかわらず、カップル間での性交が1ヶ月以上ない状態です。この定義に基づき、調査に参加した461名の中で、約49.9%がセックスレスを自覚していると回答しました。これは、子育て中の女性の多くが、夫婦の性生活に関して何らかの不満を抱えていることを示しています。
3. セックスレスの原因
なぜ多くの夫婦がセックスレスの状態に陥っているのでしょうか。285名にその理由を尋ねた結果、最も多かったのは「育児や家事による疲労(56.8%)」でした。さらに「仕事の疲れ(42.8%)」や「時間がない(39.7%)」が続き、相手への不満や気持ちの距離感は少数派でした。このことから、セックスレスは必ずしも関係の悪化から生じているわけではなく、日常の忙しさが影響していることがわかります。
4. 解消したいという意欲
では、セックスレスを自覚している人々は、解消したいと思っているのでしょうか?「感じている」と答えた人々の内、約62%が解消を希望していると回答しました。このことは、夫婦が現状を変えたいという強い意志を持っていることを示しています。
5. 性行為の頻度が夫婦関係に与える影響
セックスの頻度が夫婦関係にどのように影響しているかを尋ねると、多くの人が「とても影響している」「多少影響している」と答えました。レス状態は性生活だけの問題ではなく、夫婦間の距離感や持続的な関係性にも影響を及ぼします。定期的な性行為があることで、お互いを特別な存在として感じる時間が持てるようになり、生活に穏やかさが生まれるのです。
6. セックスレス解消に向けたアプローチ
セックスレスの解消には、夫婦が心身の余裕を取り戻すための環境を再構築することが重要です。具体的には、夫婦での休暇を設けたり、子どもが寝た後の時間を利用してコミュニケーションを深める工夫が求められます。また、家事を分担することで互いに余裕を持ち、夫婦の時間を持つことが何よりの解決策になるでしょう。
まとめ
セックスレスは、多くの夫婦が直面している現代の課題です。しかし、その中で「解消したい」という声を上げる人々がいることは、良好な関係を築きたいという願望の表れです。忙しい生活の中で、自らの時間を見直し、夫婦だけの時間を大事にすることで、関係をより良い方向に導くことができます。これこそが少子化問題の解決にも寄与する関連性を持っているのです。