結婚後の姓、こだわる?こだわらない?
結婚後の姓をどうするのかは、夫婦にとって重要な選択肢の一つですが、その価値観は時代とともに変わりつつあるようです。株式会社ZWEI(ツヴァイ)が行った調査によると、結婚後の姓に対する考え方が多様化してきていることが分かりました。これまで「結婚したら夫の姓を名乗る」という考え方が主流でしたが、近年は柔軟な姿勢を持つ人が増えていると言います。
調査の概要
この調査は、東京都中央区に本社を持つ株式会社ZWEIの「ツヴァイ婚活研究所」によって、全国の20歳以上の男女794名(男性488人、女性306人)を対象に実施されました。調査結果を詳しく見てみましょう。
男性の姓にこだわる回答が多数
男性の回答では、6割以上が「自分の姓を名乗りたい」と答えています。特に年齢層が上がるにつれてこの意見は強まり、50代以上でも67.9%が自らの姓を選ぶ意向を示しています。一方で、女性の姓を名乗りたいと思っている男性は、すべての世代で5%程度に過ぎず、「男性の姓を選ぶ」傾向が強いことが明らかになりました。
とはいえ、調査結果の中には「女性の姓でも良い」「どちらでも良い」と感じている男性も3割以上に達し、柔軟な考え方を持つ人たちも増加していることが示されました。
女性の選択肢が増えた現状
女性の回答を見てみると、「どちらの姓でもいい」と考える人が最も多く、特に50代以上では55%に達しています。つまり、結婚後の姓に対するこだわりが薄れてきていることを示しています。また、30代や40代の女性では「自分の姓を名乗りたい」という意見がやや増加しており、特に30代では10.7%、40代では14.5%がこの考えを持っていることがわかりました。これは、キャリアや自分自身のアイデンティティが意識される中で、姓に対する考え方が変わりつつある証拠かもしれません。
世代間での違いと今後の影響
今回の調査から、結婚後の姓に関しては「男性の姓を選ぶ傾向」が依然として強いものの、「どちらでもいい」と考える人が増加していることが明らかになりました。このような変化は、婚活にも影響を与えると考えられます。現代の価値観を反映した柔軟な選択肢が、今後夫婦間のコミュニケーションにおいても重要になるでしょう。
また、ZWEIでは、結婚後のライフスタイルや価値観をすり合わせることにおいて、専門のカウンセラーがサポートを行っています。お互いに納得できる形で結婚を迎えられるよう、共に思案していくことが求められています。
まとめ
結婚後の姓に関する意識は、これまでの伝統的な考え方から多様化しつつあります。特に女性の選択肢が増え、夫婦間での対話がますます重要なテーマとなってきています。これから結婚を考えているカップルにとって、お互いの意見を尊重し、結婚後の生活における役割や価値観について話し合うことが、大切なステップと言えるでしょう。