結婚相談所フィオーレがMicoCloudを活用し、月間入会数が前期比2倍に増加

フィオーレの躍進：MicoCloud導入の影響

最近、結婚相談所「フィオーレ」が顧客コミュニケーションの質を向上させるために、LINEマーケティングプラットフォーム「MicoCloud」を導入し、その成果を報告しました。この取り組みの結果、最近の3ヶ月間でLINE経由の月間入会数が前期比で2倍に増加し、広告のコストパフォーマンスも14%改善されました。

この進展は、婚活市場の厳しい現状を背景にしています。2023年の婚姻件数は47万組で、10年前に比べて約17万組も減少。婚姻率も低下傾向にあり、多様化する婚活手段の中で、結婚相談所に対する安心・信頼のニーズが根強く残っています。

導入の背景と目的

フィオーレがMicoCloudを導入した目的は、顧客に対する不安を払拭し、スムーズな入会を促進するためです。通常、結婚相談所への入会を検討する方々は、費用やサービス内容に不安を抱えています。そこで、フィオーレでは成婚に至るプロセスを支援するシステム、「活動分析レポート」や「交際温度感システム」を導入。客観的なデータに基づく最適なプランを体制として整えています。

また、LINE公式アカウントを活用することで、顧客に対してサービスの特徴を理解してもらい、婚活に対する不安を解消するための効果的なアプローチを目指しています。

MicoCloud導入の成果

MicoCloud導入以後、行った施策としては、LINE公式アカウントにおけるコンテンツのステップ配信やリッチメニューの改善などがありました。これにより、LINE経由の入会が前期比で2倍になり、月間の資料請求数も1.2倍に。特に、Web上のマッチングシミュレーションの取り組みが重要な役割を果たしました。

具体的には、まず顧客に対して企画コンテンツを通じてサービス理解を深め、その後に営業担当者からの面談案内に結びつける段階的なアプローチが功を奏しました。この結果、Webを介して完結する入会フローよりも、LINEを利用したコミュニケーションの方が入会につながる率が高まりました。

今後の展望

フィオーレの山下副本部長は、MicoCloudの導入前には手厚いサポート内容がうまく伝えられなかったことを課題としています。しかし、LINE公式アカウントを通じて段階的なサービス理解を促した結果、月間の入会数は飛躍的に増加。今後も、結婚や結婚相談所へのイメージをポジティブに変えるサービスを模索し続けます。

MicoCloudの概要

「MicoCloud」とは、企業と顧客のコミュニケーションを最適化するために開発されたマーケティングプラットフォームです。高機能なLINE公式アカウントを拡張し、マルチチャネルでデータを収集することで、顧客に最適なコミュニケーションを提供します。これに加え、コンサルティングから運用支援までをワンストップで実施し、顧客の成果の向上に寄与しています。